ラクトフェリンの効果・効能




ラクトフェリンとは

まずはラクトフェリン自体について知っておきましょう!

ラクトフェリンとは牛乳や母乳に多く含まれるたんぱく質の一種です。ラクトフェリンは免疫力をアップさせたり、整腸作用がある、メタボ対策にも効果的ということで、注目されている成分です。

「ラクトフェリン」は、1939年にデンマークの科学者によって発見されました。成分名は、ラクト=ミルク、フェリン=鉄と結合に由来して名付けられたといわれています。鉄と結合しやすい特性から赤みがかった色をしているため“牛乳の赤いたんぱく質”とも呼ばれていました。私たち人間を含む哺乳類の乳や、だ液、涙、血液(白血球)のほか、牛の乳(生乳)にも含まれていますが、なかでももっとも多いとされるのがヒトの出産直後の初乳です。その濃度は牛の初乳の約10倍もあり、母乳中のたんぱく質の約10%〜30%(1リットル当たり8g)を占めるほど豊富なのです。ちなみに、だ液のラクトフェリン濃度は、加齢により徐々に低下することがわかっています。

母乳には高濃度のラクトフェリンが含まれているため「母乳で育った子は風邪を引きにくい」といわれる要因なのかもしれません。
ラクトフェリンが活性化させるのは免疫系。免疫とは体を細菌やウイルスなど外敵から守る働きです。ラクトフェリンは病気への抵抗力を高めるNK(ナチュラルキラー細胞)を活性化させるのです。 また、それだけではなくラクトフェリンは腸内の善玉菌を増やしたり、不安な気持ちを落ち着けたり、生理痛などの痛みを和らげたりと様々な働きを見せます。

善玉菌を増やす事と関係あるかもしれませんが、アレルギー症状を緩和する事も報告されています。最近花粉症のシーズンにヨーグルトや乳酸菌のサプリメントがアレルギー症状を緩和するとして話題になりました。 ラクトフェリンもアレルギー症状の緩和効果が報告されています。腸内環境の改善にラクトフェリンは一役買っているようです。乳酸菌やビフィズス菌など体に有用な菌が増えることは健康全般への好影響があるでしょう。

善玉菌と悪玉菌のバランスは腸内だけではありません。胃のピロリ菌を抑えたり、口内炎や口臭も改善するといわれています。ラクトフェリンの研究をする科学者は口内炎になるとこっそりラクトフェリンのサプリメントを患部にあて、ゆっくり溶かしているそうですよ。。

このようにラクトフェリンには様々な効果や効能が期待できますが、私は便秘改善とダイエット目的でラクトフェリンサプリメントを試してみたいと思っています( ̄− ̄)


ラクトフェリンの効果・効能

ラクトフェリンの効果・効能については、まだまだ研究段階なのですが、研究が進むにつれ、様々な発表がされています。

ラクトフェリンの免疫活性に関してもその一つです。
人体に関しては免疫系のナチュラルキラー細胞を活性化させ、病気への抵抗力をアップさせます。その一方細菌やウイルスの繁殖を妨害する働きもあるそうです。また、細菌やウイルスが密集して増殖するのを防いだりと色んな形で細菌と私たちの戦いを支援してくれます。
ラクトフェリンはC型肝炎の症状を緩和させたり、水虫や口内の感染症への影響まで幅広く研究されつつあります。

ガンに関してもラクトフェリンは多面的にガンを抑えることができるといいます。免疫力アップだけでなく肝臓で発ガン性物質を抑えるなど、特にラットを使った実験では大腸がんの予防効果が突き止められました。

ラクトフェリンによる副作用は報告されていませんし、取りすぎによる心配もあまり気にしなくていいようですが、過剰に取ればラクトフェリンの効果効能が増すわけでもないでしょうから、通常量で使うのがいいでしょう。

ちなみに、牛乳から取れるラクトフェリンはウシラクトフェリンといい、人間の体の中で働くのはヒトラクトフェリンです。
牛乳由来のウシラクトフェリンが体内に入ると人間の血中のヒトラクトフェリンが増えるそうなのですが、このあたりもまだまだ研究中であり、神秘的な成分だと言えそうですね。。

まだまだ解明されていないラクトフェリンですが、判明している作用の一部を挙げてみると、貧血の予防、生理痛の緩和、骨粗しょう症の予防、腸内環境の改善、肥満防止などなど女性にとってはありがたい作用が多いですね。。
ラクトフェリン服用中は生理中、鎮痛剤を服用せずに済んだ女性も多いそうですし、母乳に多く含まれる成分だけあって女性の摂取に向いているのかもしれません( ̄− ̄)

もちろん、口臭予防や口内炎、免疫力アップ、メタボ対策など男性にとってもありがたい効果・効能が期待できますので万人におすすめできるサプリメントだと言えそうです。